心臓弁膜症サイト

文字サイズ
ホーム  >  患者さんの声  >  88歳 女性 大動脈弁(置換術)

患者さんの声

88歳 女性 大動脈弁(置換術)
世の中が違って見えました。

山内 昭彦先生
(社会医療法人 友愛会 豊見城中央病院 心臓血管外科部長)
村山 シゲさん
(患者さん)

沖縄県で暮らす村山シゲさんは、91歳になった今も大好きなプールでの水中歩行を楽しみながら元気に毎日を過ごしています。しかし村山さんは2年程前に、心臓弁膜症のひとつである大動脈弁狭窄症を治療するため、大動脈弁を人工の生体弁に取り換える手術を受けました。今回はそれまでの貴重なお話を、執刀した豊見城中央病院 心臓血管外科部長 山内 昭彦先生にも同席いただき、伺いました。(インタビュー実施:2015年2月)

※ここに掲載された情報は、あくまで一般的な解釈に基づき、疾病・治療法に関する情報を提供する目的で作成されたものであり、特定の手技等を推奨するものではありません。個々の患者さんの診断および治療方法については、必ず医師とご相談ください。

異変を感じて受診したものの・・・

編集部 最初に、病院を受診したきっかけをお伺いできますか?

村山シゲさん 最初は動悸がしたのです。階段を上ったりする時に動悸がして、息切れしよったんですよ。おかしいと思って、当時診ていただいていたお医者さんに検査してもらいました。そうしたらどこにも異常はないと言われたのです。でも何かおかしいと。友達にも「それはおかしいから病院を替わらした(替えた)ほうがいい」と言われたんですけど。ただこちら(豊見城中央)の病院は紹介状がないと受け付けないということで来られませんでした。

ひとみさん(娘さん) ここは大きい病院ですしね。

DSC_6259村山さん もし当時の先生から「もうすこし大きい病院に行ってみる?」と言われていたら、「紹介状を書いて下さい」と言えました。でもその時は「どこにも異常はない。前に行った心電図検査から変わりない、だからどこも悪くはない」と言われたもんだから、私は紹介状のことを言い出せなくて。それでずっと我慢していたんです。

編集部 ご家族から見て、どこか具合が悪いのでは、と感じることはあったのでしょうか?

ひとみさん 実は普段の生活で一緒に暮らしていても、苦しそうだというのはあまり見られなかったんですよ。トイレに行くとかお風呂に入るのも全部自分でしますし、その時にも苦しい素振りはなかったものですから。家族としては全く気がつかなかったです。

編集部 ご家族にわからないように、我慢なさっていたのですか?

村山さん そうではないです。自分でも大変なことになっているとは知らなかったんですよ。でもちょっと坂道を歩いたり、階段を上ったりするのも苦しくて、息切れしていたものだから。でも当時かかっていた先生は「何ともない」と言うからそのままにしていたら、倒れてしまって…。

ひとみさん 救急車でここ(豊見城中央病院)に運ばれたんですよ。それで一旦、入院して検査をしました。その後退院してからは3年くらい、定期的に通院していました。その内に手術を、という話が出たようです。

村山さん 先生が、「心臓の弁が悪くなっていて、もう手術以外に治す方法はない」とおっしゃったから、私びっくりして。「嫌だ。もういいです」と断ったんです。

編集部 断ったのですか?

村山さん 私も90歳に近かったから。「もういいです、これだけ生きてきたから」と言って。

ひとみさん 実は本人は手術の半年くらい前から、先生に「手術を受けなさい」と言われていたみたいなんですよ。だけど私には黙っていたようで(笑)。そのうち(豊見城中央病院 循環器内科)前田先生のほうがしびれを切らして、「今度ご家族を連れていらっしゃい、ご家族にも説明するから」ということになったんです。それで私も一緒に前田先生のお話を聞いたら、「手術しなければもう2年ももたないかも知れない」と言われてびっくりしたんです。

編集部 それは驚きますよね。

DSC_8351ひとみさん それなのに本人は手術を受けないと言うし。ただ前田先生が、とにかく外科の先生とお話だけでもしていらっしゃいと言うので、今度は山内先生の予約を取りました。それで山内先生のお話を聞いたら、やっぱり心臓の弁が硬くなっていて動きが悪くなっているから、手術で取換えないと2年もしないうちに、もう、だめになる確率の方が高いと言われたんです。「もうこれだったら手術をした方が良いよ」って。

編集部 循環器内科の先生と心臓血管外科の先生、お二人からそう言われたのですね。

ひとみさん ただ実は私も、母は当時88歳と年齢も年齢なので、手術するとどうなのかな、という思いもありました。本人がどうしても手術は嫌だって言っていましたし、本人がそう言うのだったら、もう今回はだめかなって覚悟はしたんです。でも山内先生とお会いした時に、先生が「手術をするか、しないかは任せるけど、するんだったら自分がきっちりするから」とおっしゃったんです。それだったらと思い、本人に「手術しないで2年間ずっと苦しい思いをするよりは、今手術をして頑張るのが良いんじゃない?」と言ってみたんです。そうしたら本人も「山内先生だったら任せられそうだし、頑張ってみる」と言って。

村山さん 山内先生にお会いして、「ああ、この先生ならば大丈夫だ」と思ったのです。その頃はもう本当に苦しくて、横になると呼吸困難のようになって寝られんし、夜がないほうが良いと思う位、本当に苦しかったんです。あの時、山内先生を信じて良かったです。おかげ様で助かって、今まで生きています。

山内先生 インタビューだからといって、そんなに褒めなくても大丈夫ですよ(笑)。

▲ ページTOPへ戻る

ここから先は、エドワーズライフサイエンス株式会社が運営しているホームページから離れ、 別のホームページに移動します。


はい いいえ