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運動・食事・生活について

軽度の弁膜症は、生活習慣の改善などで治癒できるのでしょうか?

質問

最近、母が軽い弁膜症と診断されました。軽度の場合、生活習慣の改善などで治癒できるものでしょうか?また、母は山登りが好きで、月に1回は行っているのですが、このまま続けさせても大丈夫でしょうか?

回答

大変、不安を感じていらっしゃることとお察しいたします。
今まで無症状で生活されていて、軽い弁膜症を指摘されただけであれば、山登りの制限は特に必要ないと思われます。
ただ、弁膜症自体は、残念ながら生活習慣の改善を行っても治ることはありません。けれどその一方で、弁膜症をお持ちでも、進行しないまま経過する方も多くいらっしゃいます。
いずれにしろ、お身体の状態をきちんと把握するため、定期的に医師の診察を受けられることをお勧めします。

中程度の三尖弁閉鎖不全症と軽度の僧帽弁閉鎖不全症と診断されました。
日常生活での注意点などを教えてください。

質問

今年の夏に、中程度の三尖弁閉鎖不全症と軽度の僧帽弁閉鎖不全症と診断されました。今のところ、日常生活で特に気を付けることはないと医師には言われましたが、将来的な妊娠や出産などのことを考えるととても不安です。
心臓の雑音については、小学1年生の頃から指摘され何度も精密検査を受けましたが、特に問題はないと言われ続けてきました。ところが突然、弁膜症と診断され、本当に今、何も気にせず日常生活を続けていいのか不安です。症状は、息切れしやすくなった程度ですが、できる限り悪化を抑えるためにも、日常生活で気を付けることなど、何でもよいのでアドバイスをください。

回答

突然の診断で大きなストレスを感じておられるようですね。お察しいたします。
現在まで特に問題なく日常生活を送ってこられたのでしたら、弁膜症の程度は軽いと言えます。おそらく心エコー検査を受けられたと思いますが、最近のエコーの装置は精度が高くなってきており、血液のわずかな漏れも検出します。したがって、これまで雑音は聞こえていたものの、確かな原因は最近になってやっと分かったということかもしれません。
中程度の三尖弁閉鎖不全症と、軽度の僧帽弁閉鎖不全症でしたら、妊娠・出産も可能と思われます。ただし、妊娠中は母体の体内の血液量が増加し心臓への負担が大きくなります。また、出産時にも心臓に大きな負担がかかります。そのため、妊娠を希望する場合は循環器科の先生ときちんと連絡を取ってください。
また、日常生活では、体内への細菌の侵入に気を付ける必要があります。僧帽弁閉鎖不全症の患者さんの場合、体内に入った細菌が僧帽弁周辺で感染を起こすことがあります。高熱の際にはもちろん、手術や抜歯を受ける前にも、きちんと抗生物質を服用することが必要です。とくに、抜歯後の細菌感染の可能性については配慮が欠かせません。
最後に、1年から2年おきに、これからも定期的な医師の診察を継続してください。

弁膜症の場合、食生活で気を付けるべきことはありますか?

質問

弁膜症と診断されました。摂取カロリーなど食生活では、どのようなことに気を付ければよいでしょうか?

回答

正しい食生活は、健康の基本になります。
弁膜症が進行し、心不全を引き起こしているようであれば、下記のことに注意する必要があります。


塩分と水分
塩分と水分の摂取は体内の水分を滞留させ、循環血液量が増加し心臓に負担をかけるため、心不全を引き起こしている患者さんは、摂りすぎに注意する必要があります。


塩分:日本人の平均的塩分摂取量は1日12~13gといわれていますが、軽度の心不全患者さんの場合は、1日7g程度に制限することが必要です。重度の心不全患者さんの場合は、1日3g以下に抑えてください。
減塩のための工夫として、酢、レモン、ユズ、辛子などを活用するとよいでしょう。


水分:具体的な摂取量の目安はご本人の体重により大幅に変わるため、医師と相談してください。過剰に水分を摂取していないかを確認するために、毎日体重を計測することをお勧めします。1日の体重変化を1Kg以内に抑えるようにしましょう。


アルコール:少量のアルコールは問題ありませんが、過度に摂取すると、心拍数を増やし心臓に負担がかかる上、肥満や動脈硬化の原因になります。アルコール摂取の制限がストレスにならない程度に控えましょう。


タバコ:食生活とは少し離れますが、タバコに含まれているニコチンは、血管を収縮させ狭心症の原因になります。心臓に関係することだけでなく、タバコは体にとっては有害な物質であるため、禁煙をするように心がけましょう。

ワルファリンとサプリメントの併用は可能ですか?

質問

私は3ヶ月前に大動脈弁閉鎖不全症で弁置換の手術を受けました。現在はワルファリンを3錠服用しています。以前から漏斗胸のため、プエラリアミリフィカというサプリメントを服用したいと思っているのですが、ワルファリンと併用しても大丈夫でしょうか?

回答

ワルファリンの作用を消してしまうものはビタミンKです。ビタミンKは納豆に多く含まれているため、ワルファリンを内服されている患者さんには、納豆を食べていただかないようにすることが一般的です。その他にも控えていただきたい食品はありますが、詳細はこちらのページをご覧ください。
ご質問のあったサプリメントは主原料が山芋なので、おそらくワルファリンの作用には影響を及ぼしません。併用は問題ないと思われますが、念のため主治医とご相談ください。

将来出産を希望しています。妊娠は可能でしょうか?

質問

小学校6年生の時に僧帽弁閉鎖不全症と診断され、現在も定期的に診察を受けに行っています。以前より心臓への負担がかかってきているため、心臓が大きくなるのを少しでも食い止めようとACE阻害薬の量を増やしています。
現在20代で、結婚を考えています。子供を欲しいと強く思っていますが、心臓病では妊娠・出産はできないのでしょうか?どうしても子供が欲しいし、産めなくなってしまったら相手の家族に結婚も反対されるのではないかと思うと、とても悩んでいます。

回答

ご心配のこととお察しいたします。
単純に心臓病があると妊娠・出産ができない、というわけではありませんが、僧帽弁の逆流の程度によって条件が変わってきます。妊娠すると、体の中の状態はずいぶん変わります。特に、循環する血液の量が増加します。これによって、心臓にはより大きな負担がかかります。逆流の程度が強い場合でも、妊娠前に弁形成術を行ない、安心して妊娠に備えることも十分に可能な選択肢となります。
ご担当の医師と、現在の僧帽弁の状態や妊娠・出産の可能性について話し合ってみてください。

手術直後からの生活についてアドバイスをください

回答

■タバコについて
手術前と手術後の禁煙の機会を利用して、タバコをやめることをお勧めします。


■アルコールについて
アルコールは心拍数を増やすので、心臓に負担がかかります。通常1ヶ月くらいは禁酒が必要です。いつから再開できるかは主治医に相談してください。


■運動について
軽い体操であれば数日で始められます。運動やスポーツの再開に関しては、病気の種類や程度、手術内容、手術後の状態によって変わりますので、主治医に相談してください。
ただし、僧帽弁閉鎖不全症の場合、急激に逆流がとまることで手術後左心室の壁に強い負担がかかります。このような変化に左心室が適応してくるまで数ヶ月かかります。また特に弁形成術の場合、うすい弁を縫合した部分などが組織が治癒してしっかり固まるまで過度な力が加わると裂けてしまうことがあります。この2つの理由で手術後3ヶ月くらいまでは緩やかなリハビリが必要です。


■夫婦生活について
夫婦生活については、術後1ヶ月、胸骨がつくまでは控えてください。その後は心臓と胸骨の回復状況によりますので主治医の指示に従ってください。

※ここに掲載しております疾病情報は、あくまで一般的な解釈に基づいた内容であり、個々の患者さんのケースに必ずしも合致するとは限りませんので、あらかじめご了承ください。

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