心臓弁膜症サイト

文字サイズ
ホーム  >  よくある質問  >  その他

その他

80代の女性です。弁置換術の際は生体弁と機械弁のどちらが適切でしょうか?

質問

1ヶ月前から息切れや動悸の症状が強くなり、小さな病院で検査を行ったところ弁膜症と診断されました。再度、大きな病院で検査を受けたところ、入院及び手術を勧められました。そのときに、「手術の際、弁を取り換えることになりますが、生体弁か機械弁のどちらかを使用します。」と言われました。
最初は「手術を行わなくても薬だけでどうにかなりませんか?」とお願いしましたが、「手術を行わない限りどうしようもありません」という先生のお言葉に手術を決意しました。80代である私の手術に対する危険性と、生体弁・機械弁のどちらが適切か、手術前にお聞きしておきたいと思います。

回答

さぞご心配のこととお察しいたします。
まず手術の危険性についてですが、現在では術式も確立されており、80代であっても特別危険というわけではありません。詳細な情報がないので断言はしかねますが、ご担当の医師も様々な条件を考慮されたうえで手術を勧めておられるのだと思います。
生体弁と機械弁には、それぞれ利点と欠点があります。
機械弁の利点は耐久性に優れることですが、欠点としては植え込んだ後、ワルファリンという血液を固まりにくくする薬を一生飲まなければならないことが挙げられます(機械弁の材質上、そのままだと弁のまわりに血液の塊ができてしまいます)。そのため、出血しないようにあるいは血栓ができないように、定期的(一般的には毎月)に受診し、血液検査を受けることが必要です。
生体弁の利点は、植え込んだ後、ワルファリンを飲む必要がありません(ただし、状況によってはワルファリン内服の必要が生じます)。欠点としては耐久性に劣ることが挙げられます。耐久性が劣るといっても、感染などが生じなければ80代の女性の平均余命以上の生体弁の耐久性が確認されています。
これらの情報をお持ちになって、ご担当の医師と十分に話し合うことをお勧めいたします。

70代女性です。弁置換術の際は生体弁と機械弁のどちらが適切でしょうか?

質問

近くの病院で定期検査を受けたところ、「心臓から雑音が聞こえますね。一度、大きな病院で検査を受けられることをお勧めします」と言われ、大きな病院で検査を受けたところ、「弁膜症です。すぐに手術を受けたほうが良い」と言われました。また、手術の際は生体弁と機械弁のどちらを選ぶか聞かれました。通常、70代で弁膜症になった場合、生体弁と機械弁のどちらが最適なのですか?

回答

心臓の手術とのことで、ご心配だろうとお察しいたします。
生体弁と機械弁には、それぞれ利点と欠点があります。
機械弁の利点は耐久性に優れることですが、欠点としては植え込んだ後、ワルファリンという血液を固まりにくくする薬を一生飲まなければならないことが挙げられます(機械弁の材質上、そのままだと弁のまわりに血液の塊ができてしまいます)。そのため、出血しないようにあるいは血栓ができないように、定期的(一般的には毎月)に受診し、血液検査を受けることが必要です。
生体弁の利点は、植え込んだ後、ワルファリンを飲む必要がありません(ただし、状況によってはワルファリン内服の必要が生じます)。欠点としては耐久性に劣ることが挙げられます。耐久性が劣るといっても、感染などが生じなければ一般的に70才以上では、10%近くが10年間機能すると言われています。また、植え込まれる患者さんの年齢が高いほど劣化の速度は下がる、要するに長持ちするとも言われています。
これらの情報をお持ちになって、ご担当の医師と十分に話し合うことをお勧めいたします。

生体弁(大動脈弁用)の耐久年数について

質問

先日、胸の苦しさを感じ循環器救急外来にて診察を受けたところ、大動脈弁の弁置換術が必要であると診断されました。私は現在40代なのですが、子供の頃にリウマチ熱を発症したこともあり、手術の必要性については自分なりにも受け入れる覚悟はあります。また、人工弁は、QOL(生活の質)を考えるとワルファリンを服用する必要のない生体弁を希望したいと考えています。

さて、生体弁についてお伺いしたいのですが、文献によって、耐久年数が10~20年、5~10年と差があり過ぎるように思うのです。患者にとっては、やはり少しでも耐久性のある文献を信じたいのですが、実際はいかなるものなのでしょうか?症状などによってケースバイケースだということは分かっているのですが、教えていただければありがたいです。

回答

よく研究されていらっしゃいますね。ご指摘のとおり、生体弁の耐久性については諸説あります。
大動脈弁の弁置換術に使用する生体弁には、ステント付き生体弁とステントレス生体弁の2種類があります。ステント付き生体弁の耐久年数は、米国において最大で20年というデータがあります。一方、ステントレス生体弁は比較的新しい製品で現時点では歴史が浅いため、耐久性についてはまだ十分なデータがありませんが、ステントがないというだけでも理論的にはより長い耐久性が期待されています。

また、生体弁の耐久年数は、植え込まれる方の年齢にも関係があります。若年の方の場合、生体弁の劣化が進みやすいため、比較的早い時期に再手術を受ける必要があると言われており、早ければ10年前後で取り替えることもあります。逆に高齢の方の場合は、生体弁の劣化が遅いため、若い方の場合よりも長持ちする事がわかっています。

アメリカでの報告によると、ステント付き生体弁では、初回の弁置換術後に生体弁の劣化が原因で弁を摘出した割合は、60代以上の高齢の方の場合20年で7.4%です。つまり100人中約92人の方が、弁置換術後20年間は生体弁を摘出する必要がなかったということになります。一方、40~50歳代の若年の方の場合は17年で42.9%であり、100人のうち約57人が弁置換術後17年間は再手術を受けていないことになります。

ただし、上記データは、今から10年~20年前に製造された生体弁を調査した結果から導き出されたものです。実際には、その後も生体弁の改良は進んでいるため、現在、患者さんに植え込まれる生体弁は、従来に比べて耐久性がより向上している可能性が高いと言えるでしょう。
最後に、このようなデータはあくまで参考として捉えて頂き、ご自身の場合については、定期的に検査を受けた上で、現状を把握するように心がけてください。

ペースメーカーを入れると、弁膜症になるのでしょうか?

質問

ペースメーカーを入れて18年になるのですが、先日、弁膜症だと診断されました。ペースメーカーを入れると弁膜症になると言われたのですが、本当でしょうか?

回答

ペースメーカーを入れても、弁膜症にはなりません。逆に、弁膜症が原因でペースメーカーが必要になることはあります。これは、心臓弁が不具合を起こした場合、心臓の収縮力が低下し、不整脈を引き起こすことがあるからです。ご相談者の場合、ペースメーカーを入れて18年経ってから弁膜症と診断されたとのことなので、恐らくもともとは不整脈だけだったものと思われます。
まずは、担当医に心臓弁のどの部位がどれぐらい悪いか確認されたうえで、今後の治療方針を決められることをお勧めします。

心臓手術の費用について教えてください

回答

弁膜症手術の入院に関わる手術料を含めた費用は、通常弁置換術で430万円程度、弁形成術では355万円程度です。したがって弁置換術の場合、患者が三割負担する場合は、退院時に約129万円を支払うことになります。

また1ヶ月約6万円(通常63,600円)を超える分は、高額医療費として補助があります。ただし高額医療費の還付には数ヶ月かかりますので、一旦医療費を自己負担していただく必要があります。

さらに各種保険(老人保険など)の適用や、人工弁置換術の場合には更正医療の利用により、実際の病院窓口負担はさらに少なくなります。また、生活保護を受けている方の場合は、基本的に医療費の全額を国が負担してくれます。

外国籍の方など、何らかの理由で健康保険に加入していない方は、全額自己負担となりますが、病院によっては分割払いの相談にのってくれるところもあると思います。

自己負担金等の詳しい内容については、各病院の窓口にてお問い合わせください。

※ここに掲載しております疾病情報は、あくまで一般的な解釈に基づいた内容であり、個々の患者さんのケースに必ずしも合致するとは限りませんので、あらかじめご了承ください。

▲ ページTOPへ戻る

ここから先は、エドワーズライフサイエンス株式会社が運営しているホームページから離れ、 別のホームページに移動します。


はい いいえ