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外科的治療後の再手術

弁置換術を受けた場合は、生体弁、機械弁に関わらず、将来的に再手術が必要になることがあります。

生体弁置換術後の再手術

生体弁は、年月とともに弁に劣化や石灰化といった変化が生じるため、とくに若年の患者さんでは将来的に再手術が必要になる可能性が高いです。しかし、一般的にこれらの変化はゆっくりと進むため、再手術は計画的に行うことができます。再手術では開胸して新しい人工弁に取り換える方法が一般的ですが、カテーテルで古い人工弁の中に新しい人工弁を植え込む方法もあります。

機械弁置換術後の再手術

機械弁は弁の劣化や破損が生じることはきわめて少なく、再手術になる可能性は低いとされています。ただし、手術後の抗血液凝固療法が不十分で、弁に血栓が付いて弁の動きが悪くなった場合や、弁の周りにパンヌスと呼ばれる出っ張りができた場合には、再手術が必要になることがあります。
生体弁でも機械弁でも、血液中に侵入した細菌が人工弁に付いた場合、再手術が必要になることがあります。

弁形成術後の再手術

手術後に逆流の再発などにより再手術が必要になることがあります。再手術では、再び弁形成術が行われることも多くありますが、弁の傷みが激しい場合は弁置換術が行われます。